(2)交通
本市の幹線道路は、国道161号、303号、367号が通っています。国道161号は、京阪神地域と北陸地域を結び、国道367号は本市と大津市・京都市、国道303号は滋賀県湖北地域と福井県若狭町を結んでいます。また、主要地方道として県道小浜朽木高島線、太田安井川線および海津今津線などが通っているほか、琵琶湖岸を周遊する湖周道路などの一般県道や市道があり、地域内外を結ぶ役割を担っています。
国道161号については、バイパス道路の一部共用化と平成17年8月からの湖西道路の無料化により、京阪神方面への利便性が大幅に向上しています。また、福井県小浜市から敦賀市にかけては、近畿自動車道敦賀線の整備による北陸自動車道との連結の計画があり、国道161号、303号が、今後より一層、北陸地域や中京地域との連携強化に大きな役割を果たすことが見込まれます。
鉄道は、昭和49年のJR(当時国鉄)湖西線開通以来、市内の駅で1日当たり平均15,000人が利用され、市民や本市を訪れる人々の交通手段として重要な役割を果たしています。特に新快速電車の運行は、本市と京阪神地域との時間距離を大幅に短縮しました。平成18年秋には北陸本線長浜駅から湖西線永原駅間の直流化(*1)が実現し、北陸地域や湖北・中京地域との連携の基盤が整いました。
バス交通は、JRバス、江若バス、湖国バス、京都バス、近江バスが運行されていますが、市内の自動車保有台数が41,000台を超えるなど自家用車の利用増加に伴いバス利用者は減少しています。そのため、多くのバス路線は、高齢社会に対応した地域内連絡機能を図るための自主運行バスとなっています。
今後、通勤・通学の利便性向上による定住人口の確保、豊かな自然環境を活かした交流人口の増加、市内移動手段の確保などのためにJR湖西線の増便と市内バス交通などとの交通ネットワークの充実が求められています。
*1 直流化 JR北陸本線長浜駅・JR湖西線永原駅間の交流電化区間を直流化し、琵琶湖の周囲を環状運行する鉄道網を形成する。一般的に「琵琶湖環状線」と呼んでいる。