○ 命や生きる権利が尊重されるまちづくり
地域社会を形成していく上では、一人ひとりが自分の人権と他人の人権について正しい理解を持つとともに、権利の行使に伴う責任を自覚し、人権を相互に尊重し合い、共存を図っていくことが重要です。特に社会的弱者に対しては、虐待やいじめ、差別などをなくし、あらゆる人がそれぞれの持てる力を発揮でき、誰もが生き生きと暮らせる地域社会を市民や地域、事業者、学校などと協働して創り上げていく必要があります。- 児童虐待は、親から子へ、そして孫へと世代間連鎖の傾向が見られます。「自分は大切にされていない」という思いを持つ人は、自分自身を大切にできず、家族や他人も大切にしないことが多いといわれています。「自分は大切にされている」「自分を大切にする」という意識を幼少期から身につける「自尊感情」を養う教育を推進することで、家族の愛情を感じずに育ち、犯罪に巻き込まれる青少年の悲しみの連鎖を断ち切るような取り組みや社会生活に適応できる人づくりが必要となっています。
- 高齢者を取り巻く環境では、特に認知症の高齢者に対する財産の搾取や消費トラブル、介護にかかわる虐待の事象が確認されています。こうした高齢者の人権や権利擁護に向けた取り組みを関係機関や地域の連携により進めていくことが必要となっています。
- 住民意向聞き取り調査などでは、医療や福祉分野の充実が強く要望されています。市民が安全に安心して暮らせるための救急・医療体制の充実や福祉社会づくり、防災対策への取り組み強化が求められています。